金融機関の窓口では任意売却のアドバイスを貰えない

住宅ローンの支払いが苦しくて、任意売却の相談をするために金融機関の窓口へ行ったものの、話が全くかみ合わず、結局当社まで相談に来られる事があります。

また、同じ金融機関でありながら支店や担当者によって相談の対応が違う事もあります。

 

一般の方には意外と思われるかもしれませんが、銀行や信用金庫の支店担当者は「任意売却」をほとんど理解していません。

その一番の理由として、銀行などは保証会社の保証を得て貸付を行っているため、仮に住宅ローンの支払いが延滞となっても全額回収できる手段を持ち合わせている事があげられます。

*関連記事 「銀行は任意売却に100%応じない」 https://g-soleil.info/archives/738

 

しかし、自分達が全額回収できるからと言う理由で適切なアドバイスを行わない事や、貸付けたローンが返せなくなった際の手段である任意売却の流れを知らない事は無責任だと私は考えます。

金融機関担当者の理解力によって、債務者の人生が狂う可能性がある事を是非認識して頂きたいと同時に、任意売却に携わる我々不動産業者もまた、適切なアドバイスが可能となる知識や経験を備えていなければなりません。

 

万一、債務者に対して適切なアドバイスができないならば、その不動産業者は任意売却市場から退場するしかありません。

 

そして任意売却の相談者には、的確なアドバイスができる「任意売却専門業者」を是非とも選択して頂きたく思います。

 

 

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